関西学院大学の英語
読解から英作文までの総合力テスト
全学部日程以外では記述問題も出題される
読解4、語法・文法、英作文各1の6題方式は全日程共通
全学日程(2/1)を例にとると、試験時間90分で
[1]長文問題(A=空所補充7問、B=同意表現選択5問、C=英文選択肢6つから内容が一致する2つを選択)、
[2]長文問題(A=同意表現選択5問、B=同意表現選択2問、C=内容一致8問)、
[3]長文問題(A=空所補充7問、B=英文選択肢6つから内容が一致する2つを選択)、
[4]文法・語法問題10問、
[5]日本語が与えられた整序英作文5問、
[6]長文問題(会話文の空所補充10問)という構成です。
全学日程(2/2)もほとんど同様の構成です。
2/3以降の学部別日程もほとんど同様の構成だが、[1]~[3]の3題中いずれか2題に下線部和訳が1問ずつ加わり、[5]の整序英作文が2問になる代わりに和文英訳が1問加わります。
2/1日程の国際学部は、全学日程の全問題に加えて、
[7]長文問題(A=9O~120字の説明問題、B=下線部和訳、C=140~170字の説明問題)、
[8]長文問題(A=100~150字の説明問題、B=150~200字の説明問題、C=下線部和訳)が課され、試験時間も全体で165分となっています。
長文難易度はセンターレベルが主体 国際学部は1000語近い難レベル2問
2/1日程(4長文)、2/2日程(4長文)、国際学部(2長文)の計10長文を例にとると、長文のテーマは、2/1日程が[1]「数学がもつ複数の機能の詳細とその重要性」(796語)、[2]「エレベーターの歴史と市民に与えた影響」(393語)、[3]「日常生活で感謝の言葉を述べることの重要性」(404語)、[6]「山道をバス停をめざして歩く2人の大学生」(479語)。
2/2日程が[1]「古代ギリシャ・ローマ社会の特徴」(613語)、[2]「コケ類の美しさ」(573語)、[3]「研究分野の選び方」(524語)、[6]「オウムの思考能力」(361語)、国際学部が[7]「グローバル化の光と影」(836語)、[8]「日本の俳句の奥にある思想」(852語)です。テーマは文系(歴史・文明、教育・学校・学問)、理系(動物・植物・工業)バランスよく出題されています。
長文の難易度は、基礎レベルが1本(2/1日程[2])、センター試験レベルが7本、難が2本(国際学部[7][8])。長文の形態は、論説文が6本、会話文が2本(2/1日程[6]、2/2日程[6])、エッセイが2本(2/2日程[2][3])です。
長文問題でカギを握るのは同意表現の発見
6題中4題を占める長文問題の主体は、同意表現問題です。下線部の言い換えを選択肢から選ぶ問題に加え、内容一致問題も、本文と選択肢英文の照合を行い、言い換えが正しく成立しているものを選ぶ作業なので、結局は同意表現の発見作業が大多数を占めます。その際に、単熟語レベルだけではなく、構文レベルでの言い換えにも十分な対応が必要です。
大問[4]の文法・語法10題で確実に得点を!
関学合格には文法・語法力が不可欠です。この大問[4]を確実に正解する必要がありますが、数問、差がつきそうな難しい問題が必ずいくつか混ざっていますので、少々文法・語法に自信のある人もさらに深い学習が必要です。