大阪大学の英語攻略法

大阪大学 2017年度受験の傾向から見る英語攻略法

大阪大学の2017年度の問題における英語の傾向をまとめています。
大阪大学の受験を考えている方は是非参考にしてください。

目次

大阪大学の英語の傾向(試験時間90分)(文・外国語学部は別問題)

〔1〕100語程度の英文を素材とした英文和訳(2問)(下線部は50語程度)

〔2〕長文
①同義語句選択(7問)
②~④下線部の内容を日本語で説明
⑤空欄補充(3問)
⑥日本語選択肢6つから内容一致2つを選択

〔3〕自由英作文(70語程度)

〔4〕和文英訳(2問)

※文学部は試験時間105分で、〔4〕の二問目のみ全学部と別問題。
※外国語学部は試験時間120分で、〔2〕が別長文に差し替えられ、内容も下線部に関する説明6問に変更。〔4〕も別問題の和文英訳(3問)に差し替えられ、〔5〕としてリスニングが加わる。

〔1〕の英文和訳は、原文の流れに従うと読みやすくなる傾向があるので、可能な限り文頭から訳し下ろしていくことを心がけましょう。
下線部自体が長いワンセンテンスの場合は、日本語訳を数行に分割することで作りやすくなります。

大阪大学の受験では、過去に難解な問題が多く出題されているので、『英文標準問題精講』(旺文社)で対策をしてみましょう。

〔4〕には、全・文学・外国語学部の3種類が存在しますが、出題傾向はあまり変わらないので、受験しない学部のものも解いておくと良いでしょう。
難易度はとても高いので、文学部や外国語学部の受験生も、まずは一番対処しやすい全学部の過去問から練習することをおすすめします。
ただ、それでも相当難易度が高いので、基本~標準レベルの和文英訳の問題集を仕上げていることが前提です。
問題集が手つかずならば、過去問は置いておいて、問題集の完成に集中する方が賢明でしょう。

大阪大学の英語長文テーマの傾向

2015~2017年度の前期日程のテーマです。
難易度はセンターレベルから全国最高レベルまでと幅広いですが、ほぼ難易度の高いものが出ていると考えてよいでしょう。
形態は論説文が3つとエッセイが3つで、日常生活がテーマのやや柔らかい文章もみられる傾向があります。
2016年はいずれも「交友・人間関係」に関する英文でした。
外国語学部では毎年1000語以上の超長文が出題されています。

2015(カッコ内は語数と学部を示す)
「過去の記憶を一貫した物語に再構成する効果」(607、全) 
「自然観、宇宙観の変遷」(1225、外)

2016
「イギリスにおける人間と犬の関係の歴史」(546、全)
「共同作業に必要とされる親密さの度合い」(1484、外)

2017
「多言語を同時に扱う場合の翻訳の必要性」(750、全)
「英国人の『食』に対する考え方の変遷」(1124、外)

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