2019年センター試験(英語) 傾向と対策「第4問」
第4問 A:評論文+図表・グラフ読解問題(4問)
B:広告検索問題(4問)
◆ 傾向 ⇒ Aは「英語」全体の高得点に向け
大きなカギを握る存在!
Aは評論文を読み、その内容に関する設問に答える読解問題だが、この問題の特徴は、文章が何らかのデータに関係したものであり、そのデータが図表やグラフで表されている点です。受験生が「グラフの解説を英語で読む」という作業に慣れていないため、必要以上に時間がかかってしまいやすいです。また、近年の本文分量の増加に伴い、全体の難易度も上がっています。「時間を最小限に抑えた上で、すべて正解できるか」が「英語」全体の高得点獲得に向けて大きなカギを握ります。
Bは、設問が求める情報を広告内から探し出して解答する情報検索問題です。2018年に設問数がそれまでの3問から4問に増えたものの、解答時間も含めて大きな差はない。こちらは「落としてはいけない」問題と言えます。
◆ 対策 ⇒ 問題攻略に必要なのは「慣れ」。
徹底的にパターン・プラクティスを!
AとBは、どちらも「情報処理」問題であり、特にBに顕著なように、「早押しクイズ」のような形式とも言える要素が特徴です。そこで必要になるのがパターン・プラクティスです。まず全体の情報配置を素早く把握し、「設問で要求される情報がどのあたりにありそうか?」を大きくつかんだ後に、細部を確かめて解答する、というゲーム感覚の訓練が必要です。要は、スムースな解答作業を身につけるための「慣れ」を養うトレーニングを重ねることです。慣れるために必要なのは、当然「繰り返すこと」。解答時間を最小限に抑えることが最重要課題となるだけに、このパターン・プラクティスを充実させることが肝要です。
ただし、対策の中心は夏以降に行うべきです。基本的な読解訓練が終わってから行うべきです。
2019年センター試験 大問別の傾向と対策
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