2019年センター試験(英語) 傾向と対策「第3問」

2019年センター試験(英語) 傾向と対策「第3問」

目次

第3問  A:不要文削除問題(3問)
B:発言趣旨指摘問題(3問)

◆ 傾向 ⇒ 「文章理解」を問う超正攻法!
 高い読解力が求められる

Aは、1段落の文章中に紛れ込んでいる不要な1文を削除させる問題。前後の文との論理的なつながり、段落の流れといった視点が必要なため、難易度は高く、苦手とする受験生が非常に多いです。Bは、ディスカッション形式の文章を読んで、3人の発言者の発言主旨をそれぞれ選ぶ問題。Aほど苦手意識をもつ受験生は多くはないですが、これもまた発言全体から「最も言いたいことは何か?」を的確に把握する力が求められており、決して易しいわけではないです。いずれの問題も、「1つの文を正しく読む」という英文解釈の基本の上に、「文章全体を眺める」力が必要とされる点で共通しており、英語をコミュニケーション・ツールとしてとらえる近年の考え方に沿った、超正攻法の出題形式と言えます。
◆ 対策 ⇒ 「文章の流れを追う」力は「問題演習」で手に入れる!

A・Bとも、高い文章読解力が前提となることから、「問題を演習するよりも、正確に文章を追うトレーニングを充実させるべきでは…」と、読んだ文章を要約するなどの対策を考えがちです。しかし、実際に取り組んでみると、作業としてのハードルが極めて高く、時間もかかってしまうため、うまくいかないのが現実です。入試対策としてとらえた場合、やはり受験生に最も有効なのは「問題を解くこと」です。どちらの設問もセンター試験に導入されてからかなりの年月が経過しているので、対策用に作られた問題も数多く存在します。だから、そのような対策問題を1つでも多く手に入れ、繰り返して取り組むことで「解き方」をマスターするのが良いです。その結果、自然に「正確に文章を追う」力が養われることになります。

2019年センター試験 大問別の傾向と対策

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