2018年度大学入試変更点(京都大学、京都工芸繊維大学、神戸大学、大阪市立大学、京都外国語大学、京都産業大学、立命館大学、関西大学)

目次

2018年の大学入試・授業システムの変更点

2017年現在、18歳の人口はおよそ120万人ですが、来年からは減少し、文部科学省は14年後100万人を切ると予測しています。この少子化への対策として、多くの大学が、学部学科の新設や改組、新校舎の設置、入試方式の変更などといった様々な改革を行っています。

たとえば、京都外国語大学や京都産業大学、立命館大学などが学部の新設を行っており、プール学院大学は2018年度から桃山学院教育大学に変わる予定です。また、社会的に人材が求められていて就職もしやすい子ども学部(幼児教育・保育等)、人気の高い心理学部などの入学定員を増やす大学もあります。入試改革では、2020年の大学入試改革で英語の外部試験利用が決まったため、先取りとして、外部の英語試験を利用した入試を行う大学が増えています。

他にも、授業時間の変更といった教育改革を行う大学もあり、大阪学院大学では、通常90分の授業を15コマ受けて2単位取得するところを、105分の授業を13コマ受けることで2単位取得できるように変更しています。また、1年を2学期4タームに分けるシステムも導入されているため、1タームで週2回・13コマの授業で2単位になる科目や、1学期で週1回・13コマの授業で2単位になる科目などがあり、これらを組み合わせることで学修計画を自由に立てられるうえに、空いた時間を資格取得講座の受講や留学などに充てることができます。

このように、多くの大学が様々な改革を実施しており、2018年度の志願者数の変化にも影響すると考えられます。また、龍谷大学や桃山学院大学のように、毎年連続して志願者数が増えている大学にも革命力があります。大学を選ぶときは、偏差値も大切ですが、それぞれの大学の変更点や就職率を調べて、成長している大学を探してみるのも一つの手ではないでしょうか。

2018年度 学部・学科、入試の変更点一覧

国公立/私立大学名変更点
国公立大学京都大学薬(薬)、工(建築、物理工):特色入試を新規実施
薬:学科別募集から学部一括募集に変更
京都工芸繊維大学3学域9課程を4学域6課程に改組
神戸大学経済:前期日程を学部一括募集から数学選抜、英語選抜、総合選抜の3区分での募集に変更
大阪市立大学商:公共経営学科を新設
生活科:国際バカロレア入試を新規実施
私立大学京都外国語大学外国語学部国際教養学科を改組、国際貢献学部を新設
京都産業大学情報理工学部を新設
センター利用入試で英語外部試験が利用可能に
立命館大学食マネジメント学部を新設
理工:環境都市工学科を新設
国際関係:アメリカン大学・立命館大学国際連携学科を新設
関西大学 経済、政策創造:学部個別日程で2教科型英語外部試験利用方式を導入

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