2学期に向けて
夏期講習も終盤です。
9月になり2学期がはじまります。
2学期は受験生にとっては受験勉強の佳境に入ります。
高2生にとっては受験生になるための準備がスタートします。
高1生にとっては文系か理系かを決める2学期です。
さて今回の学部紹介は『経済学部』『経営学部』『商学部』についてです。
塾生からよく聞く「それぞれの違いがわからない」、「経済学部は数学ができないとダメなの?」といった質問などにお答えしたいと思います。
経済学部・経営学部・商学部はどんな学部?
まず、経済学部・経営学部・商学部のいずれも法学部や社会学部と同様の社会学系の学部です。
社会の動きを経済活動を通して考え研究する学部です。
それぞれの学部で学ぶ、経済学・経営学・商学について簡単に説明します。
経済学は社会の中で『お金』がどのように循環しているのかを学ぶ学問で、経済に関する理論や法則、思想などの研究が中心になります。
経済学の中には家庭や企業といった小さな社会の経済を研究するミクロ経済学、国や世界を対象にしたマクロ経済学があります。
また経済の動きを数値化してデーター分析する経済統計学や計量経済学があり経済を学ぶ上ではとても重要な分野でこれらは一般的に数学を必要とします。
経営学は企業や地方自治体といった「組織」が発展できる方法を探るため、「人」「もの」「お金」「情報」といった企業が持っている資源を効果的に活用して利益を出す方法を学ぶ学問です。
また経営学の分野は大きく分けて3つあり、経営戦略(マーケティング)、組織戦略(マネージメント)・会計(ファイナンス)です。
また、昨今では膨大な情報を解析して未知の課題を発見する『データサイエンス』は経営学で欠かすことのできない学問になっています。
商学は会計学といった流通システムやマーケティングいった商品の流れ。
金融・ファイナンスといったお金の流れ。
国際ビジネス・貿易といった外国との取引が大きな学びの中心です。
商学は実際の商品やサービスやお金の流れを基にした、ビジネスに直接関わる学問です。
商学は経営学と同じと考えてほぼ間違いないでしょう。
進路についてみてみると、経済学部・経営学部・商学部は卒業者数が最も多い学部系統で、経済活動に関わる学問であるがゆえに、例年卒業後の進路は企業への就職を選ぶ者が多いようです。
公認会計士や税理士の受験を志す学生も多くいるのもこれらの学部の特徴です。
経済学部に経営学や商学の内容が含まれている大学も多くあります。
学部名が同じであっても、学ぶ内容や学び方が異なる場合がありますので案内をよく読んでおいて欲しいと思います。
また、可能ならば志望大学には足を運んで直接話を聞くことをお勧めします。
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