併願校の考え方・決め方

目次

併願は第一志望の大学に合格するための戦略

本日は11月20日、共通テストまで「あと56日」です。
今回は1月下旬から始まる私立大学の一般入試における併願校の決め方をお伝えしたいと思います。
まずはじめに、併願は単なる滑り止めではなく、第一志望の大学に合格するための戦略なのだと考えてください。
そして、併願受験をするメリットとデメリットを整理し考えます。

併願受験をするメリットとデメリット

併願受験をするメリット

併願をするときのメリットは第一志望や挑戦校を受験するときの不安を軽くし、落ち着いて試験に望めるようにすること。
そして、試験本番は普段の勉強とは違う特別な環境なので、本番特有の緊張や動揺があります。
ですから試験に慣れることで、実力が発揮しやすくなることもメリットの一つです。
また、実力に多少差がある挑戦校でもしっかりとスベリ止めの併願校を受験しておくことで保険があるという心の余裕がポジティブに受験に臨むことを可能にすることなどが上げられます。

併願受験をするデメリット

一方、併願をするときのデメリットは、スベリ止めの試験であっても対策をしなければいけません。
対策をしないことで不合格になるケースも多くあります、併願校が多くなると、1つの大学あたりの対策に使える時間が少なくなります。本命である第一志望の大学の対策に時間が取れなくなると本末転倒です。
また、第一志望でない受験でも、できなければ落ち込み、できると気が緩む場合もあります。気持ちの波が受験全体の結果に影響することが考えられます。
そして、一般入試は1月下旬から3月までで受験の機会が複数回あるので、日程が続くと疲労が蓄積して試験に悪い影響を及ぼすことがデメリットとして考えられます。

併願校の決め方

上記のような、メリットとデメリットを踏まえて併願校を決めていきます。
1.第一志望の大学・学部を明確にして、受験の日程を考えて下さい。
2.第一志望以外の大学・学部であっても、受験する大学・学部は行く可能性がある大学・学部であることを考えて選択してください。
3.日程は易しい受験から難しい受験へと順番に受験し自信を付けて行くのが理想です。
4.受験する大学の数をしぼり、実力の差がありすぎる受験は避けて下さい。

大志学園では「挑戦校」「適正校」「スベリ止め」の三層に分けて受験校を決めてもらうようにしています。
「挑戦校」「適正校」「スベリ止め」は模試の成績や実力テストの結果などを元に判断するようにしています。
模試の判定を基準に考えた場合、「挑戦校」がD・E判定だとすれば、「適正校」はB・C判定、「スベリ止め」はA・B判定の大学・学部になります。
第一志望の大学が挑戦校の場合はしっかりと「適正校」と「スベリ止め」を考えておく必要があります。
また、第一志望が「適正校」「スベリ止め」のレベルであれば、併願する大学・学部の数を少なくすることができます。
また、共通テストを受験する場合は共通テスト利用入試も併願校として考えます。

5.第一志望の受験の対策にしっかり時間を取れる状況を作ってください。

上記のデメリットでもあるように、問題傾向や受験科目が異なる大学の数が多くなると対策ができなくなります。
また、試験後に気が付いた不足分を補うことは先の試験に生かすことができるので、受験期間中も学習時間が確保できる日程を考えてください。

受験校決定で悩んだら、迷わず相談してください!

大志学園では受験校を決める際には、個々ひとり一人に対して志望校をもとに話を聞きながらアドバイスを行っていきます。
わからないことや相談があればいつでもお話をする時間を作りますので安心してください。

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