大志学園にとっての「塾」とは?
大志学園の学長が、『塾』や『教育』のあるべき姿を語ります!
大志学園を振り返る
こんにちは、「大志学園」学長の芳谷 真宏です。
「大志学園」を設立してから、昨年で20周年を迎えました。
《塾》はどうあるべきなのか、大志学園にとっての《勉強》とはどのようなものなのか。
この節目に改めて、大志学園に通ってくれている生徒たち、通わせてくださっている保護者の皆様、そしてこれから大志学園に通うことを検討されている方々へ、あらためて私自身の考えをお伝えできればと思います。
理想の塾とはどのようなものか?
初めて塾という業界に触れたとき、『塾って嫌なところだな』と感じたことを覚えています。
大学生時代、大手チェーン塾で塾講師のアルバイトを始めたときのことです。(30年ほど前の話なので、その塾はもう無くなってしまっているのですが・・・。)
私は当時、教育業界に特別な興味があったわけではありませんでした。
塾講師のアルバイトも何気なく始めたものでしたが、そこで塾業界の実情に大きなショックを受け、人生が変わったのです。
初めて担当したのは、中学2年生の国語の集団授業。
教室長は、指導経験のない私に『適当に教えといて』とでもいうような雰囲気で、テキストだけを渡してきました。
当然ですが、テキストを見るだけでは、生徒が何を分からないと思っているのか、どこを教えれば成績が伸びるのか、さっぱり見当が付きません。
しかしその塾では、どの講師も《何を教えればいいのか分からないまま教えてしまっている》という状態でした。
また、英語ならもっと上手に教えられる自信がありましたが、任された科目は国語。
講師の適性など、現場ではすべて無視されていました。
適当に教えたり、質問されてもはぐらかしたり・・・。
そんな曖昧な指導をしていて、生徒からの信頼を得られるわけがありません。
この塾はそのような低品質な指導を行っていながら、何も知らない保護者の方々に高い授業料を払わせていたのです。
これがお金を追いかけるだけの塾の現実なのだと痛感し、そのとき私は、塾というものに対する信頼を一気に失いました。
そして、強く感じました。
「塾は勉強のプロであるべきだ」と。
塾とは、『わからない』の解決方法を教える存在であるべきだ
近年はインターネットの発達で、検索すれば知識がすぐ手に入る時代になっています。
知識そのものの価値というのは、どんどん下がっているのです。
だからこそ、塾は《わからないこと》そのものではなく《わからないことの解決方法》を教える存在にならなくてはなりません。
そして塾の先生は、高学歴で《知識》そのものをたくさん持っていることも大切ですが、《分からないことを解決する知識》を持っている人でないといけません。
大志学園ではよく「分からない英単語は必ず辞書で調べなさい」といいますが、これも《わからないことの解決方法》の一つ。
先生は英単語の知識を豊富に持っていますので、当然、英単語の意味もすぐに教えることができます。
しかし、生徒自身で解決できるものは、生徒自身で解決できるようにならなければいけません。
ここで先生が教えるべき内容は、辞書ですぐ分かる単語の意味ではなく、その単語の関連語や類語、その単語が用いられる構文など、辞書に載っていないけれど今後の勉強に必ず役立つ+αの知識なのです。
『わからない』の解決方法を教える存在。
それこそが、現代における「勉強のプロ」なのです。
『勉強のプロ』である大志学園の取り組み
大志学園は高校生専門の塾です。
塾に通い始める前からやる気のある生徒が多く、「勉強をしよう」「成績を上げなければ」という気持ちで塾に来てくれています。
それでも「勉強ができない」と言う生徒が多いのです。
なぜか。
それはやはり《勉強がわからない》から。
「勉強がわからない」というのは、単純に知識が分からないだけではありません。
むしろ、根本的に《勉強する順番》や《勉強するべき内容》といった、《勉強のやり方》を分かっていない場合の方が多いのです。
塾は、それぞれの生徒に応じた形で、それぞれの生徒に応じたものをタイムリーに提供できる存在であるべきです。
大志学園に通う生徒には、それぞれの生徒に適した問題集を選び、生徒一人一人に《その問題集を選んだ意味》を説明し、今やっている勉強の意味を理解しながら取り組んでもらえるように心がけています。
そして、やがて自分で勉強のやり方に気付けるように、問題集を解くばかりでなく、教科書や参考書を積極的に読むように勧めています。
大志学園の生徒たちが目指す『大学』は、自分で疑問点や分からないことを見つけ出し、それを自ら解決していく場所です。
《わからないことの解決方法》を学んだ生徒たちは、大学入学後も必ず力を発揮してくれます。
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