強い脳をつくる!
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記憶力をアップさせる記憶法
試験で解答するためには、記銘・保持・再生・再認という4つのプロセスが必要です。
これらのプロセスに共通しているのは、何種類もの方法で記憶にアクセスすると断然有利になること。たとえば教科書を目で見るだけより、声に出して読んだ方が正しく記銘され、長く保持され、瞬時に再生や再認されやすい。また、自分で読んで覚えるより、授業で聴いてから読んだ方がより覚えやすい。その上で、ノートに書いて覚えると、もっと身につきやすい。
いろいろな方法を使用すると、脳の記銘する場所、視覚や聴覚を司る場所、ペンを使った手を支配する脳の部位などさまざまな頭の部位に記憶されるから、試験のときに頭のどこかが思い出してくれる状態になります。
記憶力をアップさせる栄養素
記憶力を良くするために、脳にぜひとも与えたい栄養素は鯖、鮪、鰯、秋刀魚、鮭(魚の名前、全部読めるかな?)など青背の魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)です。DHAは脳の記憶を司る「海馬(かいば)」という部分に多く存在しており、認知症になった人の海馬ではDHAが減少しているという研究結果も出ています。
受験では記憶力は大切。だから受験生にはDHAがとても大切な栄養素ということになります。さらにDHAは、血液の粘度を下げてサラサラにしてくれる効果がある。血液がサラサラで、脳に酸素や他の栄養素がたっぷり運ばれれば、脳も働きやすい状態になり、よりいっそう頭をよくすることにつながります。
DHAを多く含んでいる青背の魚は、酸化されやすいという難点があります。DHAは酸化すると効果は半減してしまうので、酸化を防いでくれるカボチャ、ニンジン、ホウレン草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれるβーカロテンを一緒に摂るのが望ましでしょう。