『勉強ができるようになるには?』
~鉄は熱いうちに打て~
【鉄は熱いうちに打て】という言葉があります。
鉄は熱されて柔らかいうちには、打たれていろいろな形にできるように、人間も純粋な心を持った、若く柔軟性のあるうちに心身を鍛えることが大事であるという意味です。
また、【大欲は無欲に似たり】という言葉もあります。
大望を抱いている者は小さな欲になど目もくれないから、一見無欲に見える。
また、欲が深い人は欲が分散し、小欲に惑わされて、何も手にすることができず、結局は無欲と同じような結果になるという意味です。
先日、ソチオリンピックが感動の中閉会しました。
若き金メダリスト羽生結弦の華麗な演技に、スキージャンプの「レジェンド」葛西紀明の41歳の不屈の闘志に、メダルには手が届かなかったが浅田真央の本物のアスリートだけが持つ心の強さに。
毎日毎晩、感動と勇気と元気を与えてもらいました。
彼らトップアスリートは、小さな頃から競技を始め、オリンピックのような大きな舞台で活躍することを夢見て、その道を歩み続けた、あるいは歩み続けることが出来た選ばれし人たちです。
まさに、【鉄は熱いうちに打て】・【大欲は無欲に似たり】なのでしょう。
成績が良かったり、受験で成功したりする生徒も、程度の差こそあれ、考え方はオリンピック選手と同じと言えます。
幼い頃から、文字や計算あるいはアルファベットなどを覚え、周りの子供たちよりも、早い時期にたくさん本を読み、知識を蓄え、その蓄えた知識を用いて、ものを考えることを繰り返します。
そのうちに、出来るようになるので『学ぶこと』が楽しくなってきます。
また、親を始めとし、家庭が子育ての価値の中心を勉強に置き、それを大切にし継続します。
勉強を価値の中心に置くということは、それほど仰々しいことではありません。
例えば、外食に行くことがあるとします。
その際に、勉強してから行くのか、帰ってきてから勉強するのか、どちらを選ぶかというときに、必ず前者を選ぶことです。
いろいろとしたいことがあるが、必ず一番に勉強を置くということです。
つまり、【鉄は熱いうちに打て】・【大欲は無欲に似たり】を実践した生徒は成績が良かったり、受験で成功したりします。
ちなみに、【鉄は熱いうちに打て】は英語の「Strike while the iron is hot.」を訳したことわざです。
しかし、英語のこの表現は、日本語の解釈とは少し異なり「チャンスを逃がすな」という意味合いで用いられます。
少しでも早いうちにスタートすれば成功の可能性は高くなります。
「やらないと・・・」と思ったときがチャンスです。
チャンスを逃がさないで下さい。