いろいろあった1年間、ほんとうにお世話になりました!!

澤村 佳歩さん(岸和田高校卒) 和歌山大学 観光学部合格

私は2年生の冬から大志学園に通い始めました。
それまでは、定期テストを乗り越えるためだけの勉強しかしていませんでした。
だから、どの教科も基礎中の基礎さえ身についていない状態でした。
初めて受けた『パーツチェックテスト』でも、どこかで習った気がするだけで、確信をもてる答えは少ししかありませんでした。
そんな状態の私に対して大志学園の先生方は「今からでも、やるべきことにちゃんと取り組めば間に合う。」と言ってくださいました。

『フォローアップレッスン』の中で質問をし続けることによって、少しずつ分からないことが解決されてゆき、確信を持てることが増えてゆきました。
できるようになることが楽しく、頑張るなら目標を高く持とうと志望校を高く設定しました。
面談で先生はいつまでに何をしなければならないのかを明確に指示してくださいました。
そのころの私は1年後の自分がどこまで成長しているのかが楽しみになりました。

しかし、勉強を進める中で、自分が決めた志望校に行きたい明確な理由がなく、ただ何となく格好よく凄い人になれそうだからというのが志望理由だということに気づきました。
受験を終えた今の私は、○○大学に入りたい理由が明確でなくても良いと思っていますが、受験生前半の私は入りたい理由が明確でなければいけないと思い込んでいました。
目標にした大学以外の大学もたくさん調べました。しかし、調べても調べても「絶対ここがいい!!」と思えるところが見つからずどんどん不安になってゆきました。
その不安は勉強に響き、夏休みに入っても勉強に没入することができませんでした。

勉強に集中するために早く志望校を固めなければと更に焦ってゆきました。
学長先生には「今志望校が決まらないのならば、今はできる限り努力し、最後は共通テストの結果に決めてもらうのもありだよ。」と言ってもらいましたが、その時の私はなぜか納得できないまま、10月に和歌山大学観光学部の学校推薦を受験することにしました。
その時は受ける決断をして良かったと思えていました。
しかし受験準備を進めてゆくうちに、「ほんとうにこの選択で良かったのか?」と疑心暗鬼が生まれてきました。
疑心暗鬼をひも解くと「観光学部じゃないといけない」理由が見つからなかったからです。
私は「大学ではいろいろと幅広く学びたい」のだと、その時初めて自分の気持ちに気づきました。

学校推薦を受ける決断をしたことを少し後悔しながら臨んだ面接は、全くダメでした。
にもかかわらずまったく悔しいと思えない自分がほんとうに嫌で、家ではたくさん泣きました。
その日から志望校を以前学長先生に言われたように棚上し、共通テストまで必死で勉強しました。
この期間が今までで一番、勉強だけに集中できました。

共通テストの後、自己採点をして、改めて和歌山大学の観光学部を受験することにしました。
結果、共通テストに決めてもうことになりました。
学校推薦のときのような気持ではなく、「観光学部がいい!!」と根拠はないけれど思えるようになりました。今は合格出来てほんとうに良かった心から思っています。

私にとってこの1年間は、右往左往した1年間でしたが、先生方や家族、友達の支えのおかげで無事終えることができました。
この体験記を読んでくださっている方の中にも同じように進路について悩んでいる人もいると思います。
そういう人はいっぱい調べてください。でも調べても考えてもわからない時は、直感で選んだり、テストの結果に決めてもらうのもありだと思います。
きっと頑張った先には良いことが待っていると信じて、頑張ってみてください。

最後になりましたが、この1年間、大志学園にはほんとうにお世話になりました。
ほんとうに今までありがとうございました。

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