高校生の定期テストは計画力を鍛えるもの
高校生の定期テストは、中学生の定期テストと目的が違うんです。
こんにちは、岸和田の学習塾「大志学園」の学長です。
希望と不安に胸躍らせて入学してから、早いもので1ヶ月が経ちましたね。
中学時代にくらべて長くなった通学時間、広くなった行動範囲、新しい友達との出会い、クラブ活動選び・・・。
様々な新しい生活環境に戸惑いながらの1ヶ月。
そしてやっと、このゴールデンウィークで一息ってところでしょうか。
しかし、ゴールデンウィークが終わると、いよいよ高校生となって初めての定期テストがやってきます。
ボチボチ用意を始めないと、大変なことになってしまいますよ!
中学と高校の定期テストの違い
中学3年生にとって定期テストの成績は、通知票の成績に直結するものでした。
通知票の成績は公立高校の入試では内申点となり、その内申点は合否を決めるにあたっての約40%の割合を占める重要なものでした。
そのため、中学3年生にとってはリザルト(結果)がとても大切だったはずです。
転じて、高校1年生にとっての定期テストは、リザルト(結果)も大切ですが、プロセス(過程)がもっと大切になります。
もちろん、高校1年生の定期テストの成績も中学3年生の時と同様に通知票の成績に直結しますが、一方で、通知票の成績は、中学3年生の時のように入試に直結するものではありません。
だからといって、一生懸命勉強しなくていいものでは決してありませんが、高校生の定期テストは、中学生の頃よりも入試との関わりが薄くなるのも事実なんです。
高校生にとっての定期テストの目的とは?
では、高校では何のために定期テストが実施されているのでしょうか?
高校生にとっての定期テストの目的は、大きく分けて2つあります。
まず一つ目は、学習内容を修得するという当然の目的です。
これは皆さんもすぐにピンと来るかと思います。
そしてもう一つの目的は、計画力・タイムマネジメント能力をつけることです。
高校では、中学時代に比べて、数学がⅠとAに分かれているように授業の種類が増え、それにともなって当然、試験科目も増えます。
それに対応するための時間の使い方を覚えることが、もう一つの目的なのです。
大学入試は定期テスト以上に、勉強すべき科目数が多く、内容も難しい試験。
知識と時間の使い方(タイムマネジメント)が問われるものです。
そのため、高校生の定期テストは、タイムマネジメント能力を上げるトレーニングの機会だと考え利用しましょう。
高校3年生までに計画力・タイムマネジメント能力を身につけておけば、大学受験を乗り越えるのが一つ楽になりますよ。